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CRISIS ANGELS
CRISIS ANGELS
闘うおねーさんは好きですか?
ぐぬぬ…
…また風邪ひきました(涙)

インフルじゃないんですが、熱が下がらなくて頭がフットーしそうだよぅ…。
あ、今は徐々に回復に向かっています。


おかげで、あれだけ気合入れて書くつもりだった魔法少女モノが一向に進みません。
しかもですね…。



僕が所属するサークルが、久方振りのコミケ当選という、正に青天の霹靂ががががが。



ま、まぁコミケの原稿に関しては、ぶっちゃけコピー誌なんで、入稿日が年末という按配なので、なんとかなりますので、その前に魔法少女を、最低1話はうpしたい…いや、するつもりです。
今年は約束破ってばっかなんで、今回こそは男のケジメを付けたいと思っています。



最後になりましたが、PIYOという、ミニブログを始めました。
当ブログの右側、メニューリストのところに「フリーエリア」というカテゴリーが追加されたと思うのですが、そこに簡易型の日記を上げる事が出来るツールですね。
今流行のツイッターみたいなモンです。

如何せん、あすはものぐさなのに寂しがり屋なんで、皆様の記憶から消し飛ばされないように、ここで週一くらいのペースで、生存報告していきたいと思います。
ですんで、時々チェックしてみて下さいね…寂しいから、ワタシが(byライスボウル)


では、皆様もどうか体調にはお気をつけ下さいね…って僕が言っても説得力無いですが(汗)
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蒼き格闘天使 リディア 第8話 『器』
光が、強大な闇に引き込まれようとしていた。

憎しみと哀しみが幾重にも折り重なった、忌まわしき黒い翼が、大天使・ジュノンの華奢な身体を締め上げ、そして粉砕しようしていた。
激痛の檻に閉じ込められた彼女の命の灯火が、消えかけようとしていた、その時―。

ジュノンを包み込んでいた翼の隙間という隙間から、まばゆい光が放出された。

四方八方に拡散していく光は、同時に白き大天使を縛る闇の鎖を粉々に引き裂いていく。
決して破られる事は無いと思われていた戒めが解かれると、其処には純白の女神が、失われかけていた光の力を激しく放出していた。


『…グゥアアッッ!?』


黒き翼を引き千切られ、少女が悲鳴を上げた。
ジュノンの圧倒的なプレッシャーに圧され、僅かに後退する。


「…あたしは……約束したの……アテナを…この世界を護るって……」


静かに、しかし凄みを含んだ声で、ジュノンが呟く。
そして、口元からながれる赤い鮮血を拳で拭うと、鋭い目つきで、少女を睨み付ける。


「だから……貴方を止めるまで、あたしは死ねないのよっ!!」


白き大天使はそう叫ぶと、一気に少女との間を詰め、右拳を振り上げる。
少女はとっさに黒き翼で全身を覆い、ジュノンの攻撃を防ごうとした。

が、白き大天使の拳は、青白い軌跡を残しながら、漆黒の盾を突き破っていき、ついには少女の顔面を捉えた。

ガラスが割れるような破砕音が響き渡り、少女を包んでいた悪しき波動が砕かれる。
粉々になった翼が、辺り一面にバラまかれ、黒い雪を降らせた。

そして、少女の本来の姿―青いコスチュームを身にまとった天使―を浮かび上がらせた。


「この娘の…本当の…姿…?」


悪しき力が、徐々に失われていく感覚が、ジュノンの全身に広がっていく。
もしかしたら、本来の姿に戻す事が出来たのか―?

白き大天使は、警戒しながらも、ゆっくりと少女に近づいていく。

少女は、先程とはうって変わって、穏やかな表情で、静かに目を閉じている。
意識は感じられず、ただ其処に浮かんでいる―そんな感じだ。

ジュノンは、慎重に少女の側に寄り、彼女の意識が無い事を確認すると、そっと肩を抱いた。

『…力が……消えた?』

ジュノンは、不快な感覚が完全に消えたことに戸惑いながらも、眠るように目を閉じている少女の顔を見つめ続けた。

「この娘が…”呪われし翼”を持つ者…。あたしは…この娘を……光の世界に返さなければいけない…」

アテナの言葉を思い出しながら、ジュノンは自分に言い聞かせるように呟く。
だが、穏やかな表情に戻った少女の姿は、それを躊躇させるものだった。

すると、意識が戻ったのか、少女はゆっくりと目を開けた。
そして、その視線は自分の肩を抱く、ジュノンに向けられる。

その瞳には、やはり禍々しい影は映ってはいない。


「…大丈夫?」


意を決したように、そう問いかけるジュノン。
少女は、不思議そうな表情を見せながら、小さく頷く。


「良かった…。あたしは、大天使・ジュノン。…貴方の名前は?」
「…んっ……あ…たし……あたしは………」


少女が、自らの名前を言おうとした瞬間―突然、彼女の表情が歪む。
そして同時に、身体を仰け反らせながら、悲鳴を上げ始めた。

「どうしたのっ…!?」

ジュノンは慌てて、少女の身体を抱きしめるように押さえつける。
すると、少女の表情が変わり、口元には不気味な笑みが浮かんだ。

「あぐっ!?」

次の瞬間、ジュノンは少女に押し倒されるように、地面に叩きつけられた。
ジュノンの上に馬乗りになった少女は、ケタケタと笑いながら、彼女の首を両手で締め上げ始めた。

「がふっ!! あくぅ……ぐっ……かはっ…」

完全に不意を突かれた形になり、ジュノンは自分の判断ミスを呪った。
少女の十本の指が、頚動脈を押し潰す勢いで締め上げてくる。

「……ぐぶっ…がっ……くはぅっ…!!」

足をバタつかせ、なんとか体勢を立て直そうするジュノンだが、少女の全体重が圧し掛かっており、それもままならない状況だ。
やがて、白き大天使の口から、大量の唾液が漏れだし、呻き声をくぐもらせる。


『許さない……あたしは……!! 絶対に…許さないっ!!』


前にも発した台詞を吐きながら、少女はジュノンの首を更に強く締め上げる。

「うぅっぐっ!! …ぐ……ぅ…!!」

ジュノンの顔が紅潮し、瞳から光が失われていく。
遠ざかりそうな意識を必死に保ちながら、白き大天使は、なんとか脱出の機会を伺う。

と、その時―ジュノンの脳裏に、一つの言葉が浮かんだ。


『そうだ…っ!! この娘……さっき…”リン”って言ってた…筈…!!』


少女が口にした「リン」という言葉。
この言葉が何か重要な意味を示しているのかもしれない。


『今は……それに賭けるしか……ないっ……!!』


ジュノンは、自分の首を締め上げている少女の両手を掴み、渾身の力を込めた。
すると僅かにだが、圧迫感が弱まる。

「…くぅっ……リ…リンって……誰の…事っ……!?」

搾り出すように、か細い声で少女に問いかけるジュノン。
少女はその言葉にハッとなり、首を絞める力を弱める。

ジュノンは、自分の賭けが成功している事を信じ、続けた。

「おし……えてっ……リ…ンって……あな…たに……何を…したの…!?」

必死の形相で、少女に問いかけ続けるジュノン。
彼女の言葉に、明らかに異常な反応を見せる少女。

やがて、ジュノンに圧し掛かっていた力が、完全に緩み始める。

「…くうっ!!」

絶好のチャンスを逃すまいと、ジュノンは少女の両手首を掴み、一気に引き離す。
更に少女の腹部を両足で蹴り上げ、一気に彼女との距離を広げた。

「かはっ!! くぅ…!!」

喉を押さえながら、呼吸を整えるジュノン。
そして、朦朧としている意識を何とか奮い立たせるように、頭を左右に振った。


『やっぱり……”リン”って言葉に反応してる…一体…誰の事なの?』


険しい表情で自問自答するジュノン。
そうしている内に、少女は再び怒りの表情を取り戻し、白き大天使に向かって突進してきた。

「くうっ!!」

重みのある少女のパンチを、両腕でガードするジュノン。
少女はなりふり構わずといった様子で、パンチを繰り出し、ジュノンは何とかそれをガードするといった攻防が続く。

『くっ……このままじゃ…ジリ貧ね…』

ジュノンは、心の中でそう呟くと、覚悟を決めたような表情を見せた。
そしてガードを解き、少女の右腕を掴み、捻り上げた。

「ぐううっ!?」

顔面を歪ませ、悲鳴を上げる少女。
白き大天使は、更に腕を捻り上げ、完全に少女の動きを封じる。


「アテナ…貴方の言葉通り……あたしは……!!」


ジュノンはそう叫ぶと、全身に光の力を集め始めた―。
蒼き格闘天使 リディア 第8話 『器』
「…此処ね」

大天使・ジュノンはそう呟くと、その視線を一点に集中させた。

アテナが、異質の力を感じ取った場所。
偶然か必然か、そこは地上界―しかも、ジュノンが生まれ育った日本だった。

彼女が此処に、到着した瞬間から、全身に言い表しようの無い、感覚が駆け巡っている。
明らかに悪意を持った”何か”が存在している。

この世界のバランスを崩壊させてしまうかも知れない力を持った、何かが。

白き大天使は、大きく息を一つ吐き、静かに目を閉じた。
と、同時に彼女の身体を青白い光が包み込んでいく。


『全て……光の世界へ』


ふと、アテナの言葉が、ジュノンの脳裏を過ぎる。
彼女は唇をキュッと噛み締めながら、更に意識を集中させた。

すると、白き大天使の目の前に、円形の異界への門<ゲート>が出現した。

ゲートの中心部は、あの黒き堕天使・ミカエルが出現した空間と同じく、漆黒の闇に覆われている。
ドス黒い液体のように、ゆらゆらと揺らめくその空間からは、溶岩が沸騰する音にも似た、不気味な旋律が聞こえていた。
ジュノンは、ゆっくりと目を開けると、意を決したように、光の翼を大きく展開させ、一直線に門<ゲート>へと突貫した。

粉雪が混ざる吹雪の中に現れた異界への入口は、青白く輝く大天使の身体を、一瞬で包み込むと、蜃気楼の様にぼやけていき、やがて姿を消した。


『この感じ……相当ヤバいかも…』


門<ゲート>をくぐった瞬間、ジュノンは、全身にまとわり付く不快感に、顔をしかめた。
途方も無い悪意が、この空間を支配している。
しかし、その悪意から、僅かな”哀しみ”も感じ取る事が出来た。


『誰かが…泣いてる…?』


白き大天使は、その場に静止すると、目を閉じて耳を澄ました。
彼女の周りに流れる、不気味な音の中に、微かに少女の泣き声が聞こえた。

そして同時に―。


『ユル…サ……ナイ………!!』


凄まじい怨念を含んだ叫びが、辺りに響いた。

ハッとして顔を上げるジュノン。
直ぐに背後を振り返ると、漆黒の空間の奥から、激しい重圧<プレッシャー>が、迫って来る。
計り知れない、憎悪と哀しみが、白き大天使を襲った。

やがて衝撃音が響き渡り、あちらこちらから、青い稲光が発生する。

そして、黒い影が現れた。
恐るべき力を持った影が。


「…呪われし翼を……持つ者……!!」


険しい表情で、ジュノンは叫んだ。
すると、彼女の声に応えるかのように、影がはっきりと、その姿を現した。

天空高く伸びた、鋭利な刃物にも似た、ドス黒い翼を持った少女。
泥と埃にまみれた紫色の髪を揺らし、全身を僅かに震わせながら、その少女はその場で浮遊していた。


「…あたしは、大天使・ジュノン。天上界の主・アテナを護る存在よ」


白き大天使・ジュノンは、並大抵の者ならば、押し潰されそうな程の重圧に堪えながら、眼前に立つ脅威に問い掛けた。
だが、黒き翼を持った少女は、何も答えない。

構わずに、ジュノンは続けた。


「貴方が…”呪われし翼”を持つ者……そうね?」


2度目の問いにも、少女は答えなかった。
その代わりに、顔を上げ、白き大天使を見つめた。
その表情は、怒りに満ち溢れていた。

そして、再びあの叫びを発した。


『ユル……サ…ナイ…ッ!!』


次の瞬間、少女の背中から伸びた翼が、次々と枝分かれし、鞭の様にジュノンに襲い掛かって来た。

「…!!」

白き大天使は、超人的な反射を見せ、光の翼をはためかせて、少女の攻撃を回避する。
少しでも飛び立つタイミングが遅れていれば、刃物のように尖った翼の先端が、彼女の身体に突き刺さっていただろう。


「問答無用ってワケね…!」


ジュノンは休む間も無く、自分を追尾してくる翼を、巧みに回避しながら、そう呟いた。

一瞬でも気を抜けば、確実に殺られる―。
これまで、いくつもの修羅場を経験してきた大天使は、そう自分に言い聞かせながら、反撃のチャンスを伺っていた。
すると、四方八方から迫ってくる翼と翼の間に、僅かな空間が空いた。

「…もらった!!」

ジュノンは、その空間目掛けて猛スピードで突進し、ノーガードで浮遊する、少女の身体に、渾身の右ストレートを叩き込んだ。

だが、白き大天使の右拳が命中する瞬間、紫色に輝くバリアのような存在が、少女の身体を保護する。

「…!?」

自らの攻撃を防がれ、ジュノンの身体が、僅かに後ろに後退する。
その隙を狙って、鞭状の翼が、白き大天使の細い首に巻きついた。

「うぐっ!」

凄まじい力で引っ張り上げられ、ジュノンの身体が、少女の側から引き離される。
そして、無数に枝分かれした翼が、次々と彼女の身体に巻きついていった。

「ぐぅ……あぐぅっ……うぅ…」

胸や腰、両手両足といった、身体の全ての箇所を、翼でがんじがらめに捕らえられ、ジュノンは完全に動きを封じ込まれてしまった。
更に巻きついた翼は、ギリギリと彼女の身体を締め上げ、どんどんと体力を奪っていく。

「ううっ…! ぐっ……くううっっ!!」

なんとか翼の拘束から逃れようと、必死にもがこうとするジュノンだったが、全身の関節を極められている上に、激しい締め付けによる体力の低下で、それもままならない状態だった。


『ユル……サ……ナイ………アタシハ………”リン”…ヲ……!!』


また、声が聞こえてきた。
全身を締め上げられ、意識が徐々に薄れてきているジュノンの耳にも、ハッキリと届くほどの声が。


「うぅ……リ…リン…?」


苦痛に顔を歪めながら、ジュノンは”リン”という言葉を口にした。
すると、その言葉を聞いた少女の表情が、一瞬だけ変わり、彼女は腹の底から搾り出すような叫びを上げた。



『ウアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!』



少女の叫び声に反応するかのように、ジュノンを締め上げる力が増す。
彼女の身体を引き千切ってしまいそうな勢いで、翼が皮膚に食い込んでいく。


「がふうぅっっ!?」


目を見開き、頭を仰け反らせるジュノン。
口からは、真っ赤な血の塊が吐き出され、彼女の純白のコスチュームを紅に染め上げる。


そして、ビクビクと身体を痙攣させながら、白き大天使は、ゆっくりとその頭を垂れた―。
蒼き格闘天使 リディア 第8話 『器』
黒い波動が、光を包み込もうとしていた―。

歪んだ”愛”を胸に秘め、混沌の底から這い上がってきた、黒き堕天使・ミカエル。
彼女の細くしなやかな指先が、求め続けた相手―<大天使・ジュノン>の白い首筋に食い込む。

漆黒に輝く、エナメルのグローブに包まれた10本の指が、頚動脈を締め上げる度に、若き大天使の口から、かすれた喘ぎ声が漏れる。


「うふふふ……貴方の苦痛に歪んだ顔……苦しそうな声……粘つく唾液……ぜ〜んぶ私のモノよぅ……さぁ……逝きなさぁい……私の手で……!!」


黒き堕天使の”愛の囁き”―それに抗うように、白き大天使は、両目を大きく見開いた。


「……いい………かげ…ん……にぃ……しないさいよぉぉっっ!!!!」


ジュノンの叫び声と共に、背中から伸びた赤く輝く光の翼が、最大限にまで展開する。
サファイヤに似た色の粒子が、辺りに飛び散ったかと思うと、ジュノンの身体に、力が湧き上がっていく。

「なっ…!?」

突然、四方八方から、圧力が掛かってくるような感覚に襲われ、ミカエルは驚きの表情を浮かべた。
ジュノンの気迫に押され、彼女の首を絞める力が僅かに緩む。

その瞬間を、白き大天使が見逃すワケがなかった。

「…ううっ……うわあああっっっ!!!」

腹の底から搾り出すように声を上げ、強引にミカエルの腕を首から振り解くジュノン。
そして、間髪入れずに、黒き堕天使の腹部に掌底を叩き込む。

「ぐううっっ!!!」

くの字に身体を折り曲げ、吹っ飛ぶミカエル。
なんとか背中の翼を巧みに動かし、体制を立て直したが、待っていたのはジュノンの猛攻だった。

「はああっ!!」

バランスを崩し、ガラ空きになっているミカエルの右頬へ、拳を振りぬくジュノン。
ガキッ、という鈍い音と共に、黒き堕天使の顔が歪む。

更にジュノンは、コレまでのお返しとばかりにパンチを連打し、ミカエルを圧倒していく。
連続で白き大天使の拳をもらったミカエルは、両手をダラリと下げ、意識朦朧といった状態に陥っていた。

そこへ、ジュノンが”裁きの一撃”を加える。


「ミカエル……アンタが何度蘇ったところで、答えは同じよ。……アンタはあたしに勝てないんだから!!」


ジュノンの右拳に装着された、ナックルガードが青白く輝きだす。
白き大天使は、意識を集中させ、眼前の敵を睨み付けた。



「再び混沌の世界に帰りなさいっ!! 堕天使ミカエルッッ!!!!」



ジュノンの光り輝く拳が、ミカエルの胸部を捉える。
激しい爆発音と共に、黒き堕天使の身体が、不自然な方向に折れ曲がった。
と、同時に背後に、不気味に蠢く紫色の空間が出現し”千切れ掛かった”ミカエルの身体を、吸い込んでいった。

ジュノンは、素早く距離を取り、その様子をじっと見守る。
明らかにミカエルは、逃走を図っていたが、白き大天使は、深追いする素振りを見せようとはしなかった。


『逃げた……か』


キュッと唇を噛むジュノン。
しかし、彼女には分かっていた―今は、ミカエルを追っている場合では無い、と。


「次に会った時は……絶対、あたしが、アンタの運命に終止符を打ってあげるから…」


ジュノンはそう呟くと、僅かに目を伏せる。
その表情は、何処か哀れみを含んでいるようにも見えた―。



―微かに、甘い花の香りがした。

凛は、ハッとして背後を振り返った。
そこには、女性が立っていた。

美しい紫色のロングへアーをなびかせた女性―その姿は、間違いなく、凛の目の前で、無残な姿を晒している人物―リディアの母・ソフィアだった。


『…ソフィア……さん…?』


凛が、その名を口にすると、ソフィアは優しい笑みを浮かべた。
そして、凛の目を真っ直ぐに見つめ、口を開いた。


『……とうとう、此処に来てしまったのですね……凛さん』


透き通った声で、そう問いかけるソフィア。
彼女の言葉に、凛は目を見開いた。

『ソフィアさん…私は……私は……!!』
『ええ……そうよ、全て………私が……悪いの』

ソフィアの表情が一気に曇り、凛から目を逸らすように下を向く。
耳に痛いほどの沈黙が、両者を包み込む。

そして、それを破るように、凛が言った。


『私は……私は………”貴方の器”………なんですか?』


凛の言葉を受け、ソフィアはゆっくりと顔を上げた。



『ええ…そうよ。……貴方は……私の………”器”よ』



そう言って、ソフィアは語り始めた―。

『CRISIS ANGELS』今後の予定
プライベートで若干バタバタしていましたが、ようやく落ち着いてきました。

ここ2ヵ月ほど、イベント参加の予定もあって「更新できない事は無いけど体力的にキツイ」状態が続いていて、楽しみにして下さっている方々にご迷惑をお掛けしておりました。
来月からは、週に2〜3回は「物書きモード」に突入できると思いますので、リディアを中心に更新していきたいと思っています。

そこで、今後のブログの活動方針を、改めて明確にしてきたいと思います。

まずは、メインである小説なんですが、現在執筆中のリディアは、一応11話で完結させる予定です。
プロットの段階で、11話〜12話で終わらせるつもりだったので、大幅な変更点はありません。
前作ジュノンで描いた部分にも決着を付けるつもりなので、気合が入るですよー☆

で、リディア終了後なんですが、新作と短編を書こうと予定しています。

拍手でもコメント頂いたんですが、随分前に「小学生ヒロインで一本書きたい」なんて書いてまして。
コレはもう、設定もプロットも出来上がっているんで、いつでも始められるんですが、タイミングの方がどうも…w
ですが、いつまでもお待たせするのもなんなので、あらすじだけでも紹介しておこうと思います。
リディア終了後の新作と合わせて、ちょっと発表しますね☆



『CODE:ISTHAR -コード・イシュタル-』(全20話前後)
※新シリーズ(リディア終了後連載開始予定)

”正暦2148年”
人類は未曾有の危機に瀕していた。

突如として、世界各地に出現した大型地球外生命体「BUGS」
虫に似た外見から、そう呼ばれるようになった巨獣たちは、地球を繁殖の場にせんと、彼らにとって”敵対者”である人類に対し、猛然と攻撃を開始した。

この危機に対し国連は、アメリカ合衆国・ロシア統一連邦共和国・日本連邦共和国・ヨーロッパ連合を中心とした国際平和維持軍を発足。
更に対BUGS用機動兵器「APT」(アーマード・パーソナル・トルーパー)の配備を急ピッチで進め、圧倒的不利な状況の打開に勤めていた。

そんな中、アメリカ合衆国と日本連邦共和国は、極秘にAPTとは別の対BUGS兵器の開発を行っていた。
それには、BUGSと共に地球に飛来した”もう一つの地球外生命体”のテクノロジーが応用されていた。

そして、そのテクノロジーによって生み出されたのが、人類の切り札「ISTHAR<イシュタル>」

その操縦者に選ばれたのは、ごく普通の女子高生・神城澪。
何故自分が選ばれたのか? そんな戸惑いを持つ事も許されずに、彼女はBUGSとの戦いに巻き込まれていく。

人類の未来は、1人の少女の手に委ねられた―。



ハイ、という訳でありがちな展開ですね(苦笑)

所々設定がおかしい事になっていますが、所謂パラレルワールド的な世界観になっています。
詰まるところ、日本をキッチリ活躍させたかったので、こういう事になりました。
特に深い思想がある訳ではないので、あまり突っ込まないで下さいね…右や左の皆様(汗)

では、短編の方のあらすじも。



『魔法少女 プリティローズ』(全5話)
※短編作品(掲載時期未定)

夢見ヶ丘小学校に通う、赤崎璃音<あかさきりのん>は、ある日空から降って来た子犬を拾います。

すると突然子犬が喋りだし、自分は『クリスタル・ワールド』という世界からやって来たと言いました。
そして、クリスタル・ワールドの秘宝”クリスタル・コア”を盗んだ魔女・ナイトメア・マリーを捕まえるために力を貸して欲しいというのです。

璃音は「一つだけどんな願いでも叶えてあげる」という言葉に誘われ、魔法少女・プリティローズとなって、ナイトメア・マリーからクリスタル・コアを取り戻す為に、戦う事になりました。

果たしてローズは、マリーの仕掛けた罠を潜り抜け、クリスタル・コアを取り返すことが出来るのでしょうか…?



そこ、なんというプリキュアとか言わない!!

良いんです、魔法少女モノはこれ位ベタベタで。
巨大ヒロインでもロリッ娘でも何でも書ける人になりたいんです!!

しかし、どうしましょ…。
どのタイミングで始めれば良いのやら。

リディア終わった後か今すぐか…宜しければ、皆様のご意見を賜りたいのですがw
拍手かBBSに気軽に書き込んでみて下さい。


でも、とにかくリディア完走が第一目標ですので、コレを頑張って行きたいと思います。
皆様、どうか今後ともよろしくお願いします!!